意匠性の高いサイディングのお宅です。
現状の外観を保つために無色透明のクリアー塗装仕上げです。

サイディング目地等のシーリングは太陽の紫外線の影響で傷んでしまいます。ここから雨水が入ると「雨漏れ」の原因になる事もあるのでメンテナンスは必須です。

最初は仮設足場の設置です。風にあおられて傾かないように垂直や水平を確認しながら作業を進めます。お隣の地主さんの許可を得て、敷地の外へ柱を立たせて頂きました。

仮設足場の設置完了です。塗料飛散防止のネットもしっかり張りました。近隣の方への配慮も充分に行います。この後はシーリングの打ち替え作業を行います。

既存のシーリングを撤去します。建物を傷めないよう、又確実に全て取りきるように丁寧に作業を進めます。

シーリングを完全に撤去した状況です。青く見えるのは「ジョイナー」と呼ばれる部材です。ここにシーリング材を充填していきます。

サイディング目地や軒天との取り合い部、サッシ廻り等を施工していきます。今回は外壁の塗装はクリアー仕上げで無色透明なので、シール材も壁の色に合わせて「ベージュ色」にしました。

シーリングの打ち替えが完了しました。サイディング目地やサッシ廻り、軒天との取り合い部を丁寧に仕上げました。養生期間を経て、来週から塗装の工程に入ります。

高圧水洗浄を行いました。このお宅は意匠性の高いサイディングなので、見た目そのままの「クリアー塗装」で仕上げます。洗い残しの汚れはそのまま見えてしまうので、圧力を調整しながら丁寧に作業を進めます。

釘の頭や、微小のヒビなどは塗装の前にパテで埋めて塗装面をキレイにします。下地が悪ければどんな高級な塗料を使用しても台無しになってしまいます。

塗装面をしっかりと整えた後にクリアー塗装を行います。今回は意匠性の高いサイディングで傷みもほとんど見受けられなかったので、今までの外観を維持する為に無色透明なクリアー仕上げとなりました。

雨樋やシャッターBOXは既存の色味を参考にシリコン樹脂塗料で着色します。金属箇所は錆止めの塗布が不可欠です。

シャッターBOXの上塗り作業です。刷毛とローラーを併用して丁寧に作業を進めていきます。塗りムラがあると光の当たり加減で目立ってしまう事もあるので、しっかり確認しながら仕上げます。

軒天は今までと同じホワイトで仕上げます。新築時には綺麗な白色の軒天も、埃や雨の吹き上げによって淀んだ色味になってしまいます。

テラス床のトップコートも塗り直しました。日光の紫外線による影響で屋根や外壁以外にも、劣化の進む箇所があります。定期的な診断でのチェックが必要です。

仮設足場を撤去して完成です。今回はクリアー仕上げなので、外観上の見た目は変化がありませんが、光沢が光を反射しているのが分かるかと思います。シーリングも壁の色味に合わせて打ち直したので、とてもキレイな仕上がりになりました。